30人が本棚に入れています
本棚に追加
次の日、教室に入ると桔平と海と卓也と…加代子ちゃん?なぜ?
が,喋ってた…
「おはよう、歩君。…じゃあ、みんなそういう事だから宜しくね。」
俺に気づくと、そそくさと教室から出て行く加代子ちゃん…
「あ、あの、おはよう!」
テンパりながら言うと、意地の悪い笑みを浮かべながら振り返ってきた…
正直、ドキッとした、不覚…
ガバッ
「おい、朝からなにデレデレしてんだよ~。」
「うわっ、ちょっ止めろ!」
加代子ちゃんの後ろ姿はやはり素敵だ…
とたそがれていたらいつの間にか後ろにいて飛び付いて髪の毛をグジグシかき回す海…
「単刀直入だが…片平から聞いた…、お前生BLを片平に見せるんだってな…。」
いつものサディストコレクション君達の方へ行くといきなり卓也に言われた…
本当に単刀直入だな…
「あ、うん!そうだぜ!俺加代子ちゃんが、生BLを見せたらマジで付き合ってくれるって言ったから…俺…頑張るなっ!」
意気込んで言うと、桔平が
「頑張るな。」
って…
「何でやねん!」
…何この空気…
「「「…」」」
あ、イタイ…スッゴい視線がイタイ…
あ、何か殺気立ってる人居るし…
何だろう…スッゴい危機感…
ゴフ!
あの後、直ぐに奴らに八つ裂きにされたのは間違いないだろう…
「…んで、お前は本当に自分がどんな事をするのか分かってんのか?」
桔平が、暴力行為を済ませた後、ヨレヨレでひょろひょろりんになっている俺に言った…
本当は、知らないけど…知らねーって言ったらまた絶対バカにされるよな…
まあ、ちょっとぐらい嘘ついてもいっか!って事で…
「イエス!この俺を誰だと思ってるんだい?フッフッフ…」
…意地…張んなきゃ良かった…
後悔しても遅かった…
「へぇ~…で、どんな事をすんの?教えてよ~…実際に試しながらさ…」
ニヤニヤしながら、言ってくる桔平…
「教えてやっても…い…良いゼ?」
グーサインを出すと、海や卓也も、
「じゃあ、俺にも、教えてよ~!」
キラキラ目を輝かせながら言ってくる…
そして、卓也までもが…
「俺…も、気になるかも、教えてくれるか?」
何か…何か何か…この三人と関わって以来初めてだ…
俺が、三人の上に立ってる感じ?
だが…内心三人は
(((オメーが騙されてんだよ!ブァーカ!)))
だってさ…かわいくねーの…って何で?
最初のコメントを投稿しよう!