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「で、用件は何かな?」
正直、加代子ちゃんと沢山お喋りしたいけど、桔平達を騙す方法考えないといけないし…
「ええ、まあ、実を言うとそこまで用件と言うほどでも無いのだけれど…そうね…今日BLを教えてる所ビデオで撮ってきてくれない?」
「な、何で?」
加代子ちゃん、
「何でってこの前言ってたあなたに生BLを見せてもらう前の調査みたいなもので、あなたは、受けか攻めか見分けるためによ…」
「そっかぁ…分かった。」
受け?攻め?何のこっちゃ?
まあ、加代子ちゃんの言う通りに、
「分かった。じゃあ、ビデオ借りるね…」
「宜しくね。」
そう言って、屋上から出て行く加代子ちゃん、
まあ、ビデオぐらいどうにかなるか。
三人と、加代子ちゃんについて考えていたらいつの間にか、放課後になっていた。
「さあ、行こうか歩…」
桔平が、腕を引っ張る。
「あ、ちょっと待ってよ~!桔平ずるいぞ。」
海も後からついて来た。
卓也は本を読みながら後をついてくる…
本の方に興味が有るならついて来なくていいの…
「何か、言ったか…」
「いや、何にも無いぜ?」
ジーッと、卓也を睨んでいたらギロっと睨み返してきた…
先に睨んだのに負けた…
「あれ?何か、歩がしぼんだ…」
海達がそんな事を言って居たが…
俺は、未だにこの三人を騙す方法を考えていた。
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