🌃黒い月と太陽

🌔コルルのお使い

サンは学校に１時間だけいるとすぐに下校した
部屋に戻ると待っていたのはあの執事……

｢また学校をサボりましたね！？｣

サンは少しげんなりしながらも

｢学校には行ったわ、確認でもなんでもすれば？｣

確かに行ったには行ったが……

｢どうせ１時間だけ行ってごまかしただけでしょう？｣

お見通しだった

｢あぁ～……もう！ あんまりうるさいと首にするからね！？｣

サンはそう言い放つと部屋に入って鍵を閉めた
部屋にはサン一人きり
話し相手もいない淋しい毎日……

｢早く明日にならないかな……｣

明日になればコルルに会える
明日はどんな話をしよう
明日は何を出して貰おう
そればかりを考えていた……

｢そうだ、ネズミ……｣

サンは思い出したように立ち上がるとローブからネズミ達を取り出すと

｢みんなを脅かしてらっしゃい！｣

するとネズミ達は部屋の壁を擦り抜けて散らばって行った……

その頃、コルルは……