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結局出前はイタリアンになりました。
イタリアンの出前なんかしているんですね?
しかもこんなに豪華な!
目の前にはラフな恰好をした彼と、見たこともないような高級そうな料理。
どう食べようか、と戸惑っていると不意に彼はこちらに手を伸ばし、目の前のお肉を素早く切り分けてくれた。
白い綺麗な手が、近づいてきて
一瞬、ドキリとする
少し動いただけなのにふわりとシャンプーの匂いが香った。
「はい、食べてみて。」
小さく笑う彼
切り分けた肉をフォークに刺して私の唇の前まで運んできた。
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