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「ちょっ、ちょっと」
心臓が壊れそうです
焦る私に耳元で笑う声が聞こえる。
「いいからいいから…髪、濡れたままじゃ風邪ひいちゃうでしょ?」
彼はそういうと私が首にかけていたバスタオルで髪をくしゃくしゃと拭きはじめた。
「じ、じじぶんでできますから~」
膝の上で暴れる私の腰にどさくさに紛れて手を回している気がするんですが!?
「ははっ、耳まで真っ赤」
あれれ?
本当にさっきまでの柊さんですか?!
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