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パニックになるのも無理はない、彼は声優の中で2番目に好きな声の人だ。
やばい、鼻血出そう…。
お母さんはそんな私を無視して続けた。
「…七海は知らないだろうけれど…総一君は声優さんをされているそうよ、それに総一君のお父様は会社の社長さんなの」
知らないも何も昨日の夜にゲームやってましたけど。
私は彼からは目を反らし、お母さんの方へ向き直った。お母さんは娘がヲタクだということを知らない…
「私…柊総一、知ってるよってか昨日の夜に恋するSP篠崎若葉ルート攻略してました!」
篠崎若葉(CV.柊総一)
私がそう言い終えると今度は彼が面食らったような顔になってしまった。
「えっ?僕の事知ってるんだ…乙女ゲーム、よくやるの?」
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