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「あぁっ、あれってマイナーなんですかね?」
あまりにもキュンキュンしすぎて声が上擦る。
危険レベル5、早くも心拍数上昇中です!!
だってちょっと冷静になって考えてもみて
今目の前にいるのはあの知る人ぞ知る、人気声優よ?
もしこの人と…まだ、決まったわけじゃないけれど
仮にも結婚したとしたら…
毎日この声が生放送で聞けちゃうってこと?
私の勝手な考えが膨らむ一方で彼はこちらをじっと見つめていた。
「七海ちゃん…?さっきよりも笑顔になったね、僕への警戒心を解いてくれた証拠かな」
彼は不敵に微笑み、目の前の珈琲を一口飲んだ。
ってか、私…
別に笑顔だったわけじゃなくてただ妄想して顔のにやけが止まらなかっただけです。
何だかごめんなさい…
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