プロローグ

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    「…っ、…はぁ……はぁっ」 一人の女が山奥の小屋で苦しむ。 そばでは一人の男が女の手を握っていた。 がんばれ、がんばれ。 もう少しだ。 ――――― 汗にじむ女の腕の中には小さな女の赤子が抱かれていた。 男は感謝の言葉を女に与え、女は男に笑みを与える。
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