51人が本棚に入れています
本棚に追加
翌朝-
‘大丈夫だよね…?普通にいれば馴染めるよね?’
今までに感じた事のない
不安に襲われて私家を後にした。
‘大丈夫。大丈夫。平気だ’
心にそう言い聞かせる。
私は電車の中で
何度もそういい聞かせた。
ちょうど慎が乗ってくる駅についた。
「真以~🎵」
この声は
「お願いだから電車の中で大きい声出さないで‼」
理紗。
小学校からの付き合いの
高校での友達。
「だってあんた何処におるか分からんし‼」
私の朝は
いつもこんな感じ。
「よいっしょ。おはよう。」
「慎ちゃん、おはよう。」
私の朝は
いつも慎と理紗に囲まれて通学している。
なんとなく
この2人と学校に行くのは楽しい。
学校に行く電車。
途中で慎は高校の最寄りの駅でおりる。
私と理紗はいつも
なにげない会話をする。
嫌な事も忘れられるが
この日に限って不安は
とれなかった…。
最初のコメントを投稿しよう!