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翌朝- ‘大丈夫だよね…?普通にいれば馴染めるよね?’ 今までに感じた事のない 不安に襲われて私家を後にした。 ‘大丈夫。大丈夫。平気だ’ 心にそう言い聞かせる。 私は電車の中で 何度もそういい聞かせた。 ちょうど慎が乗ってくる駅についた。 「真以~🎵」 この声は 「お願いだから電車の中で大きい声出さないで‼」 理紗。 小学校からの付き合いの 高校での友達。 「だってあんた何処におるか分からんし‼」 私の朝は いつもこんな感じ。 「よいっしょ。おはよう。」 「慎ちゃん、おはよう。」 私の朝は いつも慎と理紗に囲まれて通学している。 なんとなく この2人と学校に行くのは楽しい。 学校に行く電車。 途中で慎は高校の最寄りの駅でおりる。 私と理紗はいつも なにげない会話をする。 嫌な事も忘れられるが この日に限って不安は とれなかった…。
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