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「嫌……イヤァァァァァ!!!」
新しいワンピースも血で赤くなってしまった。
「誠?………ねぇ、誠!!起きてよ!誠!嫌だ…嫌だよ………」
誠の目は既に閉じてしまっていた。まわりの人たちがこちらを見ているのが分かる。
「誰か救急車呼べよ!」
「大丈夫ですか?」
「あれ、ヤバくない?」
野次馬の声が次々に私に浴びせられる。
「やめて!ヤメテ!誠をそんな目で見るな!」
発狂する私の意識はそこで途切れた。
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