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「最悪!!はやく起きろ~!!」
私は誠達を雑に起こし、散らかった部屋を簡単に片付けた。
「ん~……頭痛いぃ……」
「自業自得だし!」
帰る用意を済ませ、会計をしてカラオケを出た。
酔いがさめたのか、3人は正気にもどったみたいだった。
「海斗~、頭痛い!」
「バカだな~、大丈夫か?って俺もかなり頭痛いんだけどな!」
「海斗もバカじゃん!!」
「だな!俺ちょっとジュース買ってくるわ!」
海斗は近くの自動販売機へと走って行った。
「梨夏大丈夫?」
「たぶん大丈夫!えへへ」
舌を出してそう言う梨夏はとても可愛かった
「おっまたせ~!はい!誠!これは梨夏ね、はい由紀」
「おっサンキュー」
「いえいえ、てかさ、さっき俺と誠のクラスの女子がラブホの前でヤクザっぽい奴らとなんか話してたよ?しかもそいつかなり大人しそうな奴なんだ。名前なんだったかなー…確か、中村 舞子とかなんとか…」
「うそ!まじ?あいつが…ねぇ。」
「へー、結構ヤバそうじゃん?」
「まっどうでもいいけどな」
私達は見てしまったことを4人だけの秘密にすると約束した。
結局それがなんだったのかは分からなかった。
「んじゃね!バイバーイ」
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