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  私はいつも通り学校へ行き、下駄箱へ向かう。 あれ?……ない 私の上履きがない。 下駄箱周辺を探したが上履きは全く見つからない。 仕方ない、靴下のまま教室に行こう 廊下を靴下のまま歩く感覚はなんとも奇妙で、コンクリートの冷たさが肌にひしひしと伝わってきた。 ガラガラ……… 「由紀おっはよー!!」 梨夏はとびきりの笑顔で私に挨拶をし、そのまま私のところへと走ってきた。 「ねぇ、私の上履き知らない?」 梨夏は一瞬私の言っている言葉が理解出来なかったようだが、私の足を見てどういう意味なのか理解したようだった。 「知らないけど………どこにもなかったの?」 「そうなの。どうしようかな~…このままって訳にもいかないでしょ?」  
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