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「とりあえず職員室行こう!由紀に限って無いとは思うけど、もしかしたら嫌がらせっていう線もあるかもしんないしね?」
「えぇー!私恨まれるようなことしてないよ~!」
「だよね~。ごめんごめん!」
私と梨夏はケラケラ笑いながら職員室に向かった。
私達2人を睨む視線には全く気付きもしないで……。
ガラガラ…
「「失礼しまーす。」」
私達は職員室に入り、担任の姿を背伸びをしながら探していた。
「井上どうしたんだ?」
「あ!先生!それがさぁ、私の上履き行方不明なんですよ。」
私がオーバーリアクションで言うと、先生は私の足を見てから「ちょっと待ってろ」と言って来客者用の緑色のスリッパを貸してくれた。
まぁちょっと派手だとは思うけど、今日一日これで我慢するか…。
「それで、上履きが盗まれたっていう可能性はあるのか?」
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