第一章 春坂深紅

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私は1人でとぼとぼと歩いていた 夕暮がいないので調べる気もおきない すると プルルルルプルルルル と携帯から着信音が鳴った 誰だろうと思いながら携帯のサブディスプレイを見ると "響ちゃん" と表示されていた 電話に出ると 『暁っ??今どこっ!?』 とかなり急いでいる様子だった 『どこって… 白銀公園のとこだけど…』 『そう… じゃあ今から急いで春坂さんの家に向かって!! 今すぐ!!』 『りょっ了解!!』 自分で言うのも何だが 私の記憶力はすごかった 依頼書の内容を全て暗記していた だから依頼人の家の住所も完璧だった
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