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私が春坂さんの家の前に着くと中から会話が聞こえて来た
なんと玄関のドアが少し開いているのだ
「すみません、いきなりお呼びしちゃって」
「大丈夫ですよ
わざわざご連絡していただきありがとうございます」
中から聞こえて来たのは響ちゃんと春坂さんの声だ
私はためらいながらもそっと玄関のドアを開けて中に入った
私は靴を脱ぎ、
いい匂いがする廊下に置かれた来客用と思われるスリッパを横目で見ながらリビングのすりガラスの入ったドアを開けた
すると振り返った響ちゃんが
「暁!!
ちゃんとインターホンを押しなさいよ!!
じゃないと泥棒になっちゃうわよ!!」
「ごっごめん!!
ドアが開いてたからつい…」
「大丈夫ですよ
無用心にドアを開けっ放しにしておいた私にも責任がありますし」
なんて春坂さんが言う
「でもっ…」
と響ちゃんが何か言おうとした
でも
「私の話の続き…
聞いてもらえますか??」
と言って春坂さんは響ちゃんを制し、響ちゃんと向かい合った
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