第一章 春坂深紅

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翌日 今日は土曜日 暁は学校がなくて少しホッとしていた しかしあかつき探偵事務所に定休日はない(仮) すると朝の八時半になってもベットの上にいる暁をヘルパーさんが起こしに来た 「妃奈ちゃん 朝ですよ、起きて下さい」 「ふわぁーい」 眠い目を擦りながら起き上がると 「あら、妃奈ちゃん 目が真っ赤よ?!大丈夫??」 「さっき擦っちゃったからだよ 大丈夫大丈夫」 と笑って見せた 本当は家に帰ってからも泣いたからなのに 「そう?? ならいいんだけど… そうだ!! ちょっと買い物に行って来るわね朝食はテーブルの上にあるから食べてね」 そう言うとヘルパーさんは階段を降りて行った
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