第一章 春坂深紅

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響ちゃんが 「いらっしゃいませ」 と話す 私は夕暮が持ってきたお菓子を頬張っていた 依頼内容を聞くのは響ちゃんの仕事だしと思いながらコーヒーを口に含む 「失礼する」 低めの男性の声 とっさに振り返る そこにいたのは中年の男性 目が合った瞬間に体が震え上がるのが分かった その人は… 私の父親だった
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