第一章 春坂深紅

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とぼとぼ歩くことニ時間… 時間は一時を過ぎていた 「お腹減ったなぁ…」 なんて呟く 近くにクレープのワゴンがあった 「食べちゃおうかな…?」 と、また呟きワゴンに向かって走りだした 「おばちゃんっ キャラメルチョコバナナ1つ下さいっ」 「あいよっ」 クレープを待ってると携帯が震えているのが分かった 夕暮からのメールだ 内容は "事務所に忘れ物してるぞ 戻ってこいよ" 忘れ物をした覚えはなかったが、あるのだと言うのだからあるのだろう 私はクレープを受け取ると食べながら事務所に向かった
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