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ピンポーン
私は玄関から聞こえるチャイムで目を覚ました。
「んっ…誰…?」
体を起こし、1階に降りて玄関へと向かう。
玄関のところの鏡で髪の毛を整え、鍵を開ける。
「はい…
あれ?響ちゃん、どうしたの?」
目の前には響ちゃんが立っていた。
「これ…」
響ちゃんは私に紙袋を渡してきた。
「何?これ…」
「HAPPYBIRTHDAY、暁。」
「えっ、あぁうん。ありがと。」
「それは…お父さんから。あの後もう一回訪ねて来たんだ、お父さん。」
「そう…。
わざわざありがとね、響ちゃん。もう11時じゃん、ほんとごめんね。」
「私は大丈夫、じゃあね。また明日。」
「うん、また明日。」
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