第一章 春坂深紅

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紙袋の中には2つの袋が入っていて、片方のピンクの袋には 暁へ 響子より と書かれたメモが貼ってあった。 リボンをほどき袋を開ける。中には私が好きなお店、Sunshine Tiaraの限定ストラップとハンカチが入っていた。 本当は欲しかったがお金がなくて諦めたものだった。 「さすが響ちゃん、私の欲しいもの分かってるなぁ。」 私はストラップをスマホに付けた。 そして、もう一つの袋を見た。 手を伸ばし、袋を掴む。 「一体何なのよ…。」 と呟き、紙袋の中に突っ込んだ。そして自分の部屋に行き、クローゼットの奥にしまった。
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