第一章 春坂深紅

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「おはようございます、深紅さん。」 今日は日曜日、深紅さんと一緒に竹中聡子さんに会いに行く日だ。 「おはようございます、暁さん。」 朝の10時、深紅さんは約束の時間にはマンションの前で待っていた。 「行きましょうか。」 「そうですね。」 竹中さんの家は相変わらずの豪邸だった。まぁ変わるはずもないのだが。 家のチャイムを今回はためらいなく押した。 ピンポーン と音がしたと思ったら、すぐに中から声がした。 「はぁーい。」
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