第一章 春坂深紅

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ガチャリとドアが開いた。 中からキャリアウーマンって感じの女性が出てきた。 「どちら様ですかぁ?」 「あっ私、春坂深紅と言います。春坂藍深の妹です。」 「あぁっ、藍ちゃんの妹さんね。久しぶり。」 「ご無沙汰してます。あの今、姉が行方不明で…何か知りませんか?」 「えぇっ!?藍ちゃんが行方不明?何も知らないわぁ…」 「そうですか…じゃあこの手紙に思い当たることはないですか?」 と言って、深紅さんはあの手紙を見せた。 「何なに…? うーん、分かんないわねぇ。 と言うか、これ私当てじゃないと思うわ。」 「えぇっ!? でもこれ…聡ちゃんって書いてある…」 「私のことちゃん付けしたりしなかったよ…」 「じゃあ誰当てなの…?」
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