第一章 春坂深紅

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依頼人の名前は 春坂深紅(ハルサカミク) 女性 23歳 とのこと これは全部依頼書に書いてあったこと 響ちゃんが唯一の社会人だから依頼人と対応するのは響ちゃんの仕事だ うちと夕暮の仕事は依頼内容を調査すること つまり… 体力勝負!! 「勝負じゃねーし」 と夕暮は言うけど やっぱうちは勝負だと思う 依頼内容の相手を暴いていくわけだし やっぱ勝負でしょ 「あかつき…?? あかつきっ!!」 「なっ何??」 「いい?? 探偵が本業なのは分かったけど表向きはバイト 怪しまれて評判が悪くなったら仕事なくなっちゃうでしょ?? 分かったらもう人前であんなこと言わない!!いい??」 「はぁ――い」 「いーい??」 「はい…」 半分納得してないが響ちゃんは本気で怒ると怖いからとりあえず納得した 「よし、もう四時半かぁ うちは六時半までだし…」 「いいよっ!! 行くよっ!!早く解決しちゃお??」 「まぁいいけど…」 その言葉を聞くと うちは依頼書をもっかい見た 「なになに…?? 人探し!? 久々のまともな依頼じゃん!! やっほーい!!」 「んじゃ、いってらっしゃい」 「ン、行くよっ夕暮」 「えっ、ちょ待って 俺今日予定入ってる」 「依頼人とどっちが大事なのっ??行くよっ!!」 「えっ、おい!!」 「ドンマイ、いってらっしゃい」 「はぁ…」
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