Ⅹ 真実と偽り

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side ??? 僕は…どうしたんだろう……? 目の前の人を見て無性に胸が苦しくなる。 やだ、他の人に触らないで。 なんて、女々しい事は言わないから時どき僕をその目に写すだけで良いから…… 本当の僕を見てください。 この思いは通じないでしょう。 この言葉は届かないでしょう。 胸に秘めたこの思いが溢れ出す前に、僕は貴方を諦めます。 幸せなんていりません。 幸せなんて、面白くないじゃないですか。 僕は苦しくても 幸せ なんていりません。 だって、この世には幸せなんて言葉だけだから。 法律も理不尽の塊でしかない。 この世に差別や偏見があるけれど人はそれぞれ皆一緒じゃあ無いんだから、片寄るのは当たり前。 逆に言うと偏見をしている人の方が僕は可笑しいと思う。 単純に考えて自分が何人もいる見たいなものだろ? だけど、法律は法律。 だから僕等は結ばれない。 悲しい結末になるかも知れないけど… それが、現実ならば僕は受け入れるしかない。 受け入れなかったら、貴方に失礼でしょ? side end 兄弟を好きになった名も亡き少年より
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