もう一つのend3

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side 冠嶺 哉宵(元秘書) 力無くダランとする黒時様に膝をつき手のこうに、キスを落とした。 「黒時様、私はミスをしてしまったらしい…。」 Ⅰ、黒時様を呆気なく殺してしまったこと。 2、黒時様のまえで狂喜してしまったこと。 3、、、 私は黒時様の頬を一撫ですると胸に刺さっているナイフを抜き、二つの十字架を回収してから廊下を出た。 ゴッ 足元に転がる少年。 息はとっくに切れている少年を一睨みする。 3、黒時様を殺る前に…… 朝霧 蓮を勢いで殺してしまったこと…―――― 最後には狂喜に染まった悲しい青年と二つの十字架がぶつかる音が二人に終止符を打つように鳴り響いていた。 end
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