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最初の印象は、明るくて自分とは逆の人。
話しかけてくれることは嬉しいことだ。
でも、私は誰かと関わることはあまり好きではない。
「うん…よろしく…神沢くん。」
やっぱり私は、話すことも苦手だ。
なぜか言葉を出すことさえ、怖かった。
でもそれは私が臆病なせいだと、知っていた。
近くなりすぎるのが怖くて、その近づいた分だけ離れてしまうことが辛いから。
「分かんないことあったら何でも聞けよ!」
彼はニッと笑って話しかけてくれる。
自分もそんなふうになれたら、どんなに楽か。
「あっありがとう…//」
私は自分なりの笑顔でかえした。
普段は戸惑いばかりで笑うこともたまにだった。
でも、なぜか彼の言葉は居心地がよかった。
それから、午前中は何かと質問攻めされるとが多かった。
それでも、いいこともあった。
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