刑事<デカ>・美咲

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「接待されて、同僚と二人で、ホテルに帰る途中、職務質問されたんだ」 「何処で?」 「路上で…」 「そんな事言ってるから職質されるのよ…何処で…」 「歌舞伎町でだよ」 「どうせ、酔っ払ってたんでしょ」 「そうだよ、名前は?とか、住所は?とか聞かれたから、それは言えねえ、何てからかっていると、怒り出して…オイ、警視庁を舐めてんじゃねぇぞ…何て怒られてしまったんだよ」 「それは、怒られるのが当たり前でしょ」 「だよな…」 「じゃ、石井さんも言えば良かったのに…」 「何て…」 とこの二人の掛け合いが面白い… 「主っさ、オダツナヨ…宮城県警を舐めると、オドケでねぇだっちゃ…てっさ」 と言ってカウンターに居る客達にも大受だった…客の石井さんも 「そうだ、そう言ってやれば良かったな」 と笑顔を見せた、すると、石井さんは 「じゃ、群馬では?」 女の娘はすかさず 「ハア、群馬県警を舐めたら、駄目だがね」 って言うは…美咲と成美は、手を叩いて喜んで居る 「じゃ、大阪は…」 「オイ、コラ…大阪府警を舐めたら、あきまへんでぇ…って言うわよ」 「へえ…お前凄いな…じゃ、横浜は?」
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