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もうここは山の中だ、廃棄物処分場が所々にある、左右には、車が一台通れるか、通れない様な細い獣道がある…その道の入口に、老夫婦が立って居た、美咲は
「ご苦労様です」
と、一礼した、係長は
「本部の早見です」
と言って、その老夫婦に指導してもらって歩き出した…そして
「この下の道の突き当たった所が丁字路になってます、それを左に曲がって、右下を見れば、青いブルーシートに包まれた死体があります」
「ハイ、有難うご座居ました、ここで結構です」
と言って係長は鑑識課に
「ストップ…」
と声を掛けた
「美咲、発見者の方の、住所氏名年令…その他時間を詳しく聞いて置け…終ったら現場に急いで来い」
「ハイ、了解」
美咲は、第一発見者の夫婦と一緒に車に戻る
「済みません、住所と名前と年令を教えて頂けませんか?」
「仙台市泉区住吉台です」
「ええ…住吉ですか、お名前は?」
「ハイ、山口宏です」
「ええ…山口さん、そうですか…年令は?」
と美咲は、今朝ここに来た時間、それに目撃した時間、ご夫婦のスニーカーのサイズ、その他…どうして、こんな場所に来たのかと…
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