刑事<デカ>・美咲

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すると、老夫婦は 「刑事さん…私達夫婦を疑っているんですか?」 と聞いて来た 「済みません…そんな事は、全然無いんですよ、現場付近に、犯人の足跡が残ってると思うので、お二人の足跡と違う事を証明するからですよ…」 「アア、そうですか…」 「長い時間を取らせて、申し訳ありません」 「アッ、それと…」 「何ですか?それと…」 「いや…私達は、昨日もあの場所に茸狩りに来てたんですが…」 「ええ…その時はどうだったんですか?重要な件ですので良く思い出して下さい…」 「昨日は…無かったです」 美咲はすぐさま、係長に連絡する 「何だ、美咲、ボヤボヤしてねぇで早く現場に来い」 「ハイ了解、緊急連絡…二人の証言では、昨日、同現場に来た時にはブルーシートも何も無かったそうです…」 「了解、良くやった」 それから、夫婦を車の置いてある所まで送って、美咲は現場に走った、現場検証の真っ最中だ 「美咲、あの夫婦は昨日現場に来たのは、いつ頃だ?」 「今日より30分遅い、10時頃だそうです…」 「と、言う事は、昨日10時過ぎから、本日の午前9時30分までの間だな…」
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