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「ハイ、そうですが係長、まさか…星が、真っ昼間から遺棄する分け無いですから…」
「そうだな…仏さんは、何処か別な場所で殺害され、ここに遺棄された、そうだな…」
「ハイ、私もそう思いますが…ここに運んで来るのかい…」
「もうすぐ、検証が終る、仏さんを運び出すぞ、搬送車を呼べ」
「ハイ、救急車が来てますが…」
「仏さんは、救急車には乗せられねぇから…搬送専門車だ…良いか、こう言う場合は、搬送専門の業者が居るんだよ…運んだら、司法解剖だ」
「ハイ、了解です」
もう現場付近は、ロープが張られ、立ち入り禁止になっている、獣道を登って、道路に出ると、各テレビ局やら、各新聞記者がどっと寄って来る
「遺体は男性ですか?女性ですか?係長…」
と次から、次へと声が掛かる、係長は口をつぐんで、車の方に歩く、美咲は
「只今、捜査中…何も言えません」
と一言を残して、覆面車に乗った、報道関係者を尻目に、アクセルを強く踏み込んだ
「美咲、今日はでかしたな…住吉の山口さんは何歳だ?」
「夫が76歳で妻が71歳です」
「ううん…足のサイズは?」
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