刑事<デカ>・美咲

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容疑者に証言を引っくり返されたら、大変な事件に成るからな、何事慎重にかつ冷静に取り組んで行くんだ、解ったか…」 「ハイ、解りました係長…」 「よおし、今日はここまでだ…昨夜二人が飲んだ店に行って、聞き取り調査だ…」 「ええ、係長事情聴取じゃないんですか…」 「店には関係ないから、聞き取り調査だ、解ったか、さあ行くぞ…」 「ハイ、解りました係長…」 と言って、外に飛び出して行った… 一方…自衛隊に入っている小林成美は、自動小銃を構え、総重量約八キロを背負って、歩腹前進や強歩、射撃等の訓練に絶えながら、頑張っている… 今日はは美咲は非番、成美は休日と二人の休みが合った…二人は久し振りに駅西口のアジユールの二階で食事をした… 「どうなの…成美、自衛官は…」 「こんなに大変だとは思って無かったわ、やる事はまるっきり、男子と一緒の事を、遣らなければ成らないんだから…美咲の方はどうなの…」 「あたしの方だって、毎日鬼係長に、尻をひっぱたかれて、県内をぶっ飛び歩いてるわよ…でも良い人だけどね、犯人には凄く厳しい男だけど、この間の…」
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