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【第九章…刺殺事件】
事件から六日目、美咲と早見係長は、捜査本部がある、中央署を出た
「美咲、鈴木は、ビビってたぞ、お前ちょっとかましを入れ過ぎだぞ…」
「でも奴には、あれくらいのかましを入れないと…」
美咲は、アクセルを踏み込む
「美咲が取り調べの終った時、さあこれから、泉の女の所へ行くって言った時、鈴木は茫然としてたぞ、わざと鈴木に聞かせたんだろう…」
「そうですよ、係長…今頃、留置場の中で考え込んで居るんじゃないですか…」
そして、二人は鈴木の隠れ家、第三の女の部屋のチャイムを鳴らす、女は居た
「昨夜はどうも、お騒がせして、申し訳有りませんでした…」
と美咲は言った、女は
「鈴木は、どう成ったんですか?」
「それを今日、貴女にお尋ねに来たんですよ…」
「ハイ」
「鈴木は、9月28日の日、貴女の所に、いつ頃来られたんですか…」
「ハイ、夜の11時頃です」
「ここに来た時、鈴木は、貴女に何か話しましたか?…」
「ええぇ、まずい件が起きた、二、三日ここで様子を見て、事態が変われば、東京に行く、落ち着いたら東京に呼ぶからと言ってました」
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