刑事<デカ>・美咲

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「解りました、それでは、鈴木に預かってる物は何かありますか?…」 「別に重要な物は何も、衣類位の物です」 「そうですか…」 「鈴木は、私と大島さんの間を疑って、大島さんを殺したんですか?」 「いや、まだはっきりしてませんが、もしかしたら…」 「面会は出来ますか?」 「いや、まだ当分出来ないと思いますが、出来る様に成ったら、私の方から必ず連絡します…」 「お願い致します」 「解りました、もう一つだけ、お尋ねしますが、貴女は、藤本、中沢、小池の三人を知ってますよね…」 「ハイ、店に来てましたから、知ってます」 「そうですか、藤本と中沢が、良く行く様な所はご存知ですか?…」 「さあ、あの方達の事は、良く解りません」 「そうですか、それでは、又何かありましたら、お伺いしますので、その時は宜しく…」 と言って、部屋を出た 「係長解りましたよ、殺しの動機が、鈴木の嫉妬からですね…」 「当たりだな、金のもつれでは無い、大島が憎い!か…」 「そうですね、それはそうと、藤本と中沢の捜索は、どうなってるんでしょうね…」 「皆、一生懸命捜しているよ、美咲…」
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