序章

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この間と同様、下駄箱に手紙が入っていた。今度はグシャグシャではなく、ふたつ折りになっていた。 手紙には【これを読んだらスグにプール裏に来て下さい】とだけ書かれていた。 字からすると日野が書いたのだろう。 時計を見ると始業10分前。急がないと日野は先生に怒られるだろう。勿論自分も。 「今日は何の用ですか?」 「好きになれないんなら一週間だけ恋人になって下さい。」 「そしたら諦めるから…」 「…一週間だけならいいですよ。」 …… ……
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