プロローグ

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「なんならあっしが配下に言って良さげの剣を10本ほど調達しやしょうか?お安くしやすが?」 …いつの間にか仲間?になっている健児が俺に提案してくる。 だが、それも却下だな。 魔界の剣は昔使ったが、“魔”の濃度が濃すぎてとても扱えるものじゃなかった。 などと考えていると今日で何度目かの溜め息が漏れてしまった。 「殿下、これは重症ですぜ?」 「ふむ、サラにロイスター商会系列の在庫に同じのが無いか調べてもらうよう使いを出したが、人界の武器は扱ってないそうじゃ。」 「魔界の同じようなのじゃダメなんですか?」 「サラの話によればじゃが魔力放出系の剣は人間には有害過ぎるから止めたほうがいいらしい。ほれ、広告でやってるじゃろZEXシリーズの新作!アレを人間が使ったら一発で廃人とのことじゃ。」
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