授ける力=チート

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・・・・ ノーマルこの言葉の意味は一般的には”普通”という意味だが、近年は 二つの人種を分ける際の意味になっている。 "二つの人種"とは、国や国境の違いなどではなく ノーマルか"アブノーマル"かの違いだ。 ノーマルとアブノーマルの違いは、生れつき備わっている"非科学的な能力"を所持しているか、してないかの違いである。 非科学的な能力とは 超能力のような 魔法のような 科学的には実行不可能な能力の事だ。 超能力者と魔法使いを合わせた様な物だ。 簡単に言うと、俺の愛読書であるとある魔術の禁書目録に出てくる魔術師と超能力を合わせた様な人間だ。 もっと簡単に言うとダーカーザンブラックの契約者だ そんな"異常な力を身につけている人間"を世間体で”アブノーマル(異常者)”という 異常者が現れたのは俺が生れた年である17年前。 17年前から現在まで生まれた子供はその殆どが非科学的な力を所持している異常者(アブノーマル)である。 比率的には三分のニが異常者(アブノーマル)にあたる。 つまり……俺はハズレを引いてしまった訳だ…… 17年前は”色々”な事件が起きた年だ。 事件で済ますには小さ過ぎるかもしれない 17年前 つまり俺の生まれた年は それまでは冷戦状態が続いていたロシアとアメリカが武力的な戦争を開始した年だ。 "世界が終わる"と騒がれた程の大規模な戦争であったにも関わらず、その戦争は僅か三ヶ月で終戦。 そして世界中の"頭"が暗殺された年だ。 大統領から指導者、、はたまたどっかの貴族の王。 つまりその国に関しての最重要人物が暗殺された年だ。 そして世界に大打撃を与える事となる大規模な石油パニックが起きた年でもある。 それまで世界のトップだった大企業ジャスティ社が何の前触れも無しに突然倒産した年だ。 それは世界に大規模な石油パニックを起こした。 そんな世界が新幹線並のスピードで荒廃していく中、現れたのがアブノーマル。異常者だ。 アブノーマル、異常者、その漫画の様な能力を使える人種が出現した事により世界はそれまでのほんの"些細"な事を忘れさせたという 全て教科書で習う範囲だ。 ……随分とたいそうな年に生まれたのに俺は、普通の中の普通。 何か秀でた物が欲しいが自他共に認める普通な俺は特種な能力も宇宙と交信するような超能力もキレると髪が金髪に変わる様な猿でもなく。 何も能力を持たない一般人だ
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