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一行が花見をしていた、大きく枝を広げている桜の木の下。
穏やかに渡る春の風が、巾着袋から投げ出された<スライムの書>を撫でていく。
ペラペラと捲られるページ。
それはやがて、舞い散る桜の花弁を挟み、パタン……と静かに閉じられた。
アイテムの解説をする<スライムの書>。
再び開かれる時――。
そこにはきっと、薄桃色の可憐な花弁に添えられる様にそっと、<精神の美しさ>と書かれているだろう。
それは、一行が愛してやまない桜が持つ花言葉。
<beauty of the mind>
この言葉をどう捉えるかは、貴方次第・・・・。
†
‡‡
Being accepted trust only as for the trust.
My friend.
There is always my heart near you.
Until a day to see again……
――Goodーbye……
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