第1章

3/11
前へ
/81ページ
次へ
女は毎晩のように浜辺へと やって来る。 月を見上げて物思いに ふけっているようだった。 その姿がとても美しく、 俺の鼓動を速くする。 恐らくこれは《恋》と いうものだろう。 だが、相手は人間だ。 そして、俺は人魚だ。
/81ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加