5人が本棚に入れています
本棚に追加
俺はベッドから立ち上がろうと
した。
しかし
「なっ!」
「ふわっ!?」
人間の足にまだ慣れておらず、
バランスを崩しローザを押し倒す
形で倒れてしまった。
「だ、大丈夫?」
ローザは動揺しつつ、俺の腕を
そっと掴んだ。
「す、すいませんっ!」
慌てて起き上がる。
「はぁ…。
お前、本調子じゃないでしょ!
試験は他の日にするかぁ。」
「いえっ!大丈夫です。
ただ足がもつれただけで…。」
俺は慌てて言い繕う。
「そう?
まぁ、あんまり無理
しないでね?」
「はい。」
俺は早鐘のように打っている心臓
を必死で抑えた。
最初のコメントを投稿しよう!