第4章

15/22
前へ
/81ページ
次へ
連れて行かれたのは城の中庭 だった。 そこにはローザと同じ隊服を着た 2人の男がいた。 ひとりはがっしりとした体で 厳つい顔には優しい笑みを浮かべ ていた。 もうひとりは、細身で蛇のように 鋭い瞳でこちらを睨んでいた。 おそらく、俺を警戒しているの だろう。 がたいの良い方がこちらへ大きく 手を降った。 「おお、ローザ。 来たかっ!」 「ビエルさん。待たせたな。」 ローザも微笑む。
/81ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加