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「一通り済んだみてぇだな。
それじゃ、始めるぞ。」
ローザは俺に向き直り説明を
する。
「レイル、お前は今からジャンク
と戦ってもらう。
それを、私たちが見て合否を
決める。
わかった?」
「…はい。」
俺はふと、違和感を感じた。
だが、そんな違和感はローザの
行動によりかき消された。
ローザは俺に木刀を渡し耳元で
そっと囁いたのだ。
「がんばって」
心臓がびくりと跳ねる。
俺は顔が熱くなるのを感じ下を
向いた。
おそらく、顔が真っ赤になって
いるだろう。
「返事は?」
「はい!」
俺の返事を聞いてローザは満足げ
に笑った。
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