第4章

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「一通り済んだみてぇだな。 それじゃ、始めるぞ。」 ローザは俺に向き直り説明を する。 「レイル、お前は今からジャンク と戦ってもらう。 それを、私たちが見て合否を 決める。 わかった?」 「…はい。」 俺はふと、違和感を感じた。 だが、そんな違和感はローザの 行動によりかき消された。 ローザは俺に木刀を渡し耳元で そっと囁いたのだ。 「がんばって」 心臓がびくりと跳ねる。 俺は顔が熱くなるのを感じ下を 向いた。 おそらく、顔が真っ赤になって いるだろう。 「返事は?」 「はい!」 俺の返事を聞いてローザは満足げ に笑った。
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