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「大丈夫?レイル。
ぼぅとしているみたいだけど。
……やっぱり、部屋変えようか?」
潤んだ瞳で聞かれてしまえば
断れる訳がない。
「いいえ。
問題ありません。
……むしろ、嬉しいです。」
最後の言葉は彼女に届いたかは
わからない。
「そっか、良かったぁ。
お前に拒絶されたらどうしようかと」
ローザは頬を赤く染め、安堵
したように笑った。
その言葉の後にこの笑顔は
反則だろ。
〔無自覚なのだろうか。
それとも、計算…?〕
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