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「そういや、お前が来てもう
一年になるんだね。」
「はい…。」
「月日の流れって、速いね。」
ローザは独り言のように呟く。
その顔はどこか寂しそうだった。
「ねぇ、レイル。」
「は、はい。」
いきなり呼ばれ慌てて返事を
する。
「お前、何があっても私の傍に
居てくれる?」
ローザは真剣な表情で尋ねた。
「もちろんです。
絶対に離れたりなどしません。」
「本当?」
「はい」
俺は力強く答えそっと彼女を
抱きしめた。
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