*第二章*

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「……………って… えええっ??! 嘘でしょ?!」 タイムラグが生じてしまったが 驚きのあまり 大きな声をあげてしまった。 そんな声も 翔に群がる女子たちの声にかき消されて きこえない… はず、 だった。 「結衣!」 集団の中心から声がかかる。 そして、翔は 女子の集団をかきわけて 私に近づいてくる。 一瞬にして静まり返る。 ジロッ…― う… 視線が痛い…。 その場にいる女子の 殺意を背負いながら 私は何を言おうか必死に考えていた。
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