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もっと先生と一緒に居たい私は、思い切って我が儘を言ってみる。
「…それなら…先生の家で観たい…」
「いや、でも…な…」
軽く視線をさまよわせる先生の横顔を見て、私は確信した。
…先生、迷ってる…。
私は、先生の気持ちを揺さぶろうと、必死で言葉を重ねる。
「途中まで観てるんだもん。そんなに時間、かからないと思うし…」
「……」
「ね、いいでしょ?」
「……」
「勉強を頑張ったご褒美に。ね?」
「……」
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15分後。
先生の部屋のソファーに座りながら、私は隣りに座ってリモコンでDVDを操作する先生の横顔を、こっそり眺めていた。
私の揺さぶりが成功して、1時間だけという約束で、先生は私の提案を受け入れてくれたのだ。
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