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「あ…うん…」
「だーよーな!俺の周りにキャッツ好きな人居なくてさ、今まで誰も共感してくれなかったから今日マジ嬉しい!!」
神山は少し興奮した声で言った。
あの整った笑顔と共に。
不覚にも、その笑顔に一瞬だけドキッとしてしまった。
いやいや、地味な私がクラスの人気者の神山にドキッとしてしまったなんて…
そんなの知られたら、きっと他のクラスメートは馬鹿にして笑うだろうな。
あまり関わらないようにしよう。
「そ…そうなんだ。じゃあ私、本買って帰りますね…」
そう言ってその場を立ち去ろうとした時
ガシッと右腕を掴まれた。
「今日用事あんの?」
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