仮面ライダーガイル

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■ガイルの存在 そもそもガイルとは一体何者なのか……。 歴史を振り返ると、クウガの弟子であったガイルは、クウガが自らの意志で石棺へ眠りについた後、その石棺を守る為に生き続けていたらしい。 しかし寿命に負けたガイルは、そのまま変身が解かれ、古来の変身者はミイラとなって崩れ落ちた。 唯一残ったのはベルトのみ……。 それから長年の月日が経った時、グロンギとクウガが復活した後の九郎ヶ岳遺跡へ調査をしに行った考古学者である木田の父は、クウガのベルトが発掘された棺の横にもう一つの古代ベルトが埋められていたのを発見した。 鑑定する為に一時自宅へ持ち帰って保管したところ、興味本位で勝手に触れてしまった木田の脳裏に黄色の戦士の戦闘シーンがフラッシュバックされた。 これに何等かの恐怖を感じた木田は、後日父には内緒で独自の判断でベルトを警察署に預けて貰おうと向かって行った。 だがバイクで向かう途中、カメレオンの能力を持つグロンギ「メ・ガルメ・レ」に襲われそうになったところ、車体後部上面に置いたベルトを何故か本能で腰に装着。 木田の肉体は昨夜頭の中で見た戦士の姿へと変化し、大いなる力を得た木田はグロンギと互角の激闘を繰り広げた。 必死の中で漸く撃破した後、クウガにその姿を見られてから木田は自ら自分がガイルである事を明かし、それを心良く受け止めた五代は「戦う仲間が出来た」と感激。 直ぐにこの情報が長野県警に知れ渡ると、警視庁はガイルが移動手段として使用してくれる事を望んで二本のアクセル警棒型キーで起動するバイク「スタッグチェイサー」を与えた。 こうして力と仲間を得ていくガイルだが、それに比例してグロンギ達の能力も強化され、その戦いは熾烈の一途を辿っていく。 力が力を呼ぶ暴力の連鎖は終わりを見せぬまま続くのだが、木田はガイルへと変身し、戦う為の意味を感じながらグロンギに立ち向かっていくのであった。
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