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ミガミ学園。
かの『英雄』達の中の一人の名前から付けられた学園であり魔王も通っていたと言われている学園である。
入学者が遠い国から多数来る程、有名な学園である。
そんな学園に向かって走る一人の少女がいた。
???「遅刻しちゃうよー!!」
一纏めにした赤い髪が風によっと靡く。
彼女の名前は
ルカ=ナハト。
『英雄』と戦った者達の一人である。
『大魔道師』の称号を持つミリエル=ナハト
と
『死の使い』の称号を持つシエノ=イザナイの一人娘。
この称号はこの国の王であるリクス=アルバニア王が信頼と栄光を称えて送ったモノだ。
裏話ではシエノの称号は自分で考えたみたいだ。
さて、ここからは彼女の視点でお送りします。
ルカ「ふぇーん!このままじゃ遅刻だよ!!」
私は一度腕に着けている時計を見て、情けない声を上げながら走り続ける。
今の時間は、8時27分。
朝のホームルーム(今度からはHRとします)が始まるのが8時半。
今いる場所から走っても5分は掛かるので完璧に遅刻である。
ルカ「なんで二度寝しちゃったんだろう!?」
過ぎた事を嘆く。
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