1954人が本棚に入れています
本棚に追加
/270ページ
少年がこの世界に生まれついて3年。3歳児です。
(うーん……生まれ変わって?3年かぁ。てか何このRPGみたいな世界。てか、ギルドマスターに拾われたっていうことになってるんだよなぁ。気づいたらこんな感じだし。ページ的には章を抜かしてまだ2ページ目だよ?どうやってここまで育った?)
少年がそう思っていると
「考え事?」
と綺麗な女の人がカウンター越しに話しかけてきた。
「えっ?あ、うん、ちょっとね」
少年はそう言ってにこっと笑みを浮かべた。
「クスクス、まだ3才なのに面白いわね、ルークちゃんは」
女の人は笑顔で言った。
この世界での少年の名前はルークと言うらしい。
ぱっと見女の子のようにも見える。
「ボクだって考え事とかするもん!」
ルークはそう言って頬を膨らました。
「はいはい」
女の人はクスクスと笑いながら言った。
この女の人はウィン。
風魔法と治癒魔法を得意とする、ルークの母親的存在。
「ぶははっ、ヤバ、ルークすっげー可愛い」
ルークの隣に座っていた男の人がそう言って笑った。
男の人はカリス。
ギルドマスターで水魔法を得意とし、ルークを拾った張本人。
「ボク男の子だもん!可愛くないよ!」
ルークは頬を膨らませて言った。
「へぇ、お前男だったのか」
カリスはいたずらっ子のような笑みを浮かべて言った。
「はいはい、あんまりルークをいじめないの。ね?」―ニコッ―
ウィンはそうblackな笑みで言った。
ルークは涙目になっている。
「へいへい」
カリスは口を尖らせて言った。
最初のコメントを投稿しよう!