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「あ、今日は部活の日か…ごめんね、柊那…俺今日ちょっと用事あるんだ。」
月に2回、哉汰と一緒に居られるたったそれしかない時間が更に減ってしまった。
昨日から…いや、先月2回目の部活が終わった時から今日を楽しみにしてた。
だからショックで一瞬返事が遅れる。
「…そっか、…わかった。」
あからさまに落ち込むオレを見て「ごめんね。」と言葉を紡ぎ、背の高い綺麗な女の子と哉汰はいなくなってしまった。
今日の部活…行く意味ないな…
そう心の中で呟くと後ろからタッタッと忙しなく駆ける音が聞こえオレの後ろで止まったかと思うと勢いよく抱きつかれる。
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